いい眠りをしていますか?今日からできるいい眠りレポート9
いい眠りのための寝室条件を考えてみましょう
温度や湿度は気を使っていますか?
音や色も眠りには影響していますよ?
明るさはいかがですか?
それでも眠れない日がありますね・・・・・
そんな時は・・・・
その九;寝室環境を整えよう
●理想的には寝室は眠るためだけに使いたいものです。
テレビや机などと一緒では活動モードをお布団まで引きずりやすく なります。
心身をお休みモードにスムースに引き込むために落ち着いた 寝室を作りましょう。
日常生活の部分と眠る部分を区別できるようにすることも重要です。
最近子供さんの遅寝が問題になっています。
大人の生活時間が遅くなるにつれ、子供さんも遅くなってしまいます。
寝室を設けることが難しい場合でも、子供さんが眠る時間には
お部屋を睡眠モードにしてあげることをお考え下さい。
🔴いい眠りには一人寝が理想的です
寝室の広さはできれば広め、お布団も大きめが理想です。
人はひと晩に20回から30回の寝返りをしています。
寝返りがしやすい寝具の方が気持ちよく眠れます。
子供さんやペットと一緒に眠る人が増えています。
お母さんが子供さんの眠りにつきあって添え寝しても
ご自分の眠りはご自分のおふとんでしましょう。
子供さんやペットに気遣って、寝返りが充分にできなく
肩こりや首痛などで悩んでいることが多くあります。
残念ながら厚生省の発表では、睡眠中に子供さんや
ペットを傷つけてしまうような事故も多数発生しています。
できれば一人寝か、二人寝ならば余裕がある大きめの
お布団をお使いください。
ダブルサイズのおふとんやベッドをお使いの場合も相手に
気づかいしていないか?確かめてください。
例えば、右肩こりがひどい奥様、ご主人様と一緒に寝て
おられますがいつも右側、そのため横向き寝も右側ばかり。
これでは肩こりは治りません
できればシングル2台とかクイーンサイズをお勧めします。
ゆったり眠れる環境が落ち着いた気分を生み深い眠りが
できるようになります。
●明るさは30ルックス以下がいい
月明かり程度の明るさです。真っ暗ではご年配のお方にはトイレ
などに起きた時に危険ですから、弱い照明があると安全です。
弱い照明でも眼に入ると睡眠の妨げになります。目線からはずした
位置にセットしましょう。フットライトは眠りにはベストの照明です。
また、外の明るさが気になる場合は、遮光カーテンをおすすめします。
外からの光や明るさをさえぎってくれますから、夜だけでなく、
夏の朝日もさえぎってくれますから、ゆっくり寝ることがでます。
夜勤などのお仕事で睡眠時間が遅くなる場合にも遮光カーテンを利用して
寝室の明るさを調節をされると熟睡できます。
●温度、湿度、音、色もポイントになります。
寝室の温度は夏25度、冬は13度くらいが快適です。
しかし、外界との気温差が7度以上になると、人間が本来持っている
自然な体温調節能力を弱めてしまうので、冷暖房を使用する場合は
設定温度に注意しましょう。
好ましい設定温度は夏26~28度。冬は18~20度です。
湿度は45~55%くらいが理想的です。
湿度が高いと不快感がまします。
気候変動が激しい近年はエアコンを積極的に使い
快適な寝室の温度湿度を設定することを推奨します
エアコンのドライ機能や扇風機の空気流れなど
上手に活用しましょう
●音はまったくの無音は不安感をあおり、眠りを妨げます。
実験では40デシベル以下がいいとされ、住宅街の静けさに相当します。
ラジオや音楽などを聴きながら眠られる方は90分くらいのタイマーを
セットして下さい。
わたしたちは人の声に敏感に反応するように練っています。
家族やラジオ等から聞こえる話し声は深い眠りを阻害しています。
●落ち着ける色は必ずブルーがトップに上げられます。
脳波の実験でもブルーはリラックスした時に増えるアルファー波が
活性化されることがわかっています。ベージュ系も柱や畳、床との相性が
よく落ち着きます。寝室のインテリア、カーテン、カバーなどをそれらの色で
統一するのもいいでしょう。ピンクやグリーンが好きな人は淡い色を選ぶように
してください。色が鮮やかなものは気持ちが興奮してぐっすり眠れません。
又色彩の統一も重要です。色彩があまりにバラバラだとそれも心理的に
落ち着かず、快眠を妨げます。一歩部屋に入っただけで落ち着くような
心地よい寝室づくりをめざしましょう。
その十;眠れないときには思い切って起きだそう
リラックス法をいろいろ試してもどうしても眠れないときは、
いっそ腹を決めておきだしてしまった方が得策です。
ハーブティーでも飲みながらゆったりと読書を楽しむもよし・・・・
やがて眠気が訪れるかもしれません。
できれば寝室とは別の部屋に行きましょう。
●「今日眠れないのはいつか眠るための準備」
もし眠れなくても・・・・・・・・と気持ちを切り替えることが
大切です。そして起きる時は辛くともいつもと同じ時間に起きる
ことも忘れずに。カーテンを開け、朝の太陽光を浴びてリズムを
乱さないようにすることがその後の眠りにとっても重要です。
しかし、週2日以上眠れない日があり、それが1ヶ月以上続く時は
不眠症といえます。
その場合は医師に相談してみることが必要でしょう。